
パン作りは技術だけでなく、アートでもあります。SNSの普及により、見た目の美しさや「映え」を意識したパン作りが注目を集めています。特に、色鮮やかでふわふわとした質感のパンは、写真映えするだけでなく、食欲もそそります。
本記事では、パン作りの基本から、SNS映えするパンの撮影テクニック、そして家庭で簡単に作れる「映えパン」のレシピまで、詳しくご紹介します。プロのパン職人が実践している光の使い方や、角度の工夫など、写真撮影のコツもお伝えします。
ただ見栄えがするだけでなく、食べても美味しいパン作りのポイントもご紹介。パンを通じて日常に小さな喜びを感じていただけるような内容となっています。
パン作りや写真撮影に興味をお持ちの方はもちろん、これからSNSで自分の作品を発信したいと考えている方にも役立つ情報が満載です。
福岡県北九州市戸畑区にある「The 884 Bakery」では、職人が一つ一つ丁寧に焼き上げる、見た目も味も優れたパンをご提供しています。本記事を参考に、ご家庭でのパン作りを楽しんでいただくとともに、プロの技を直接体験してみたい方は、ぜひThe 884 Bakeryにお越しください。
1. SNS映えするパンの基本:ふんわり質感と色合いの秘密
SNSで注目を集めるパン作りには、見た目の美しさが何よりも重要です。特にInstagramやTikTokでバズるパンには共通点があります。まず基本となるのは、思わず触りたくなるようなふんわりとした質感。これを出すには発酵管理が鍵を握ります。室温23〜25℃で一次発酵は生地が2倍になるまでじっくりと。急がずに発酵させることで、きめ細かい気泡が均一に広がり、写真映えする美しいクラム(内相)が完成します。
色合いにもこだわりましょう。黄金色に輝く表面は、焼く直前に卵黄と少量の塩を混ぜた卵液を薄く塗ることで実現できます。さらに、ほんのり赤みがかった色味を出したいなら、生地に少量のはちみつを加えるテクニックも。砂糖ではなくはちみつを使うことで、焼いたときのメイラード反応が進みやすくなり、SNS映えする深い色合いが生まれます。
人気パン教室「ブーランジェリー・フルール」の講師も「パンの色と質感は撮影の80%を決める要素」と語るほど。また、生地に植物性炭パウダーやマッチャ、ビーツなど自然由来の着色料を混ぜることで、モノトーンや抹茶色、ピンクなど個性的なカラーパンを作ることもできます。これらのカラーコントラストを意識した作品は特に多くのいいねを集める傾向にあります。
質感を引き立てる仕上げ方法として、焼き上がる5分前に表面に霧吹きで水を軽く吹きかけると、つやのある美しい仕上がりになります。ベーグルやプレッツェルなどは、茹でる前に重曹水につけることで、SNSで映える艶やかな表面が実現します。これらのテクニックを組み合わせて、あなただけのSNS映えするパン作りに挑戦してみてください。
2. プロが教える!パン撮影に最適な光と角度の見つけ方
パンの美味しさを最大限に引き出す撮影技術は、実はプロカメラマンも重視するポイントがあります。まず重要なのは「光の選び方」です。自然光は最も理想的で、特に午前10時から午後2時頃の柔らかい光が最適です。窓際での撮影がベストですが、直射日光は強すぎるので薄手のカーテン越しの光を活用しましょう。
角度選びもSNS映えの決め手となります。パンの種類によって最適な角度が異なり、クロワッサンなら層が見える45度上から、食パンはふわふわ感が伝わる真横からなど、特徴を活かす角度があります。バゲットであれば断面のきめ細かさを見せる斜め上からの撮影がおすすめです。
また、プロが実践する「ゴールデントライアングル構図」を取り入れると印象的な写真に仕上がります。画面を三角形に分割し、交点にパンの魅力的な部分を配置する技法で、視線を自然に誘導できます。
背景選びも重要で、木製のカッティングボードや麻布、大理石など素材感のある背景がパンの質感を引き立てます。Instagramで人気のパン屋「レブレッソ」や「ブーランジェリー・コメット」の写真を参考にすると、シンプルながらも素材感を大切にした撮影スタイルがわかります。
光の向きも忘れてはならないポイントです。サイド光(横からの光)を当てることでパンの立体感や質感が強調されます。朝と夕方の「マジックアワー」と呼ばれる時間帯の温かみのある光を利用すれば、より温かみのある雰囲気を演出できるでしょう。
これらのテクニックを組み合わせれば、プロ顔負けのパン写真が撮影できます。次回のベーキングでは、ぜひこれらの撮影テクニックを実践してみてください。
3. 驚くほど簡単!家庭でできる「映えパン」の作り方ステップバイステップ
自宅でインスタ映えするパンを作りたいけれど、難しそう…と思っていませんか?実は特別な道具や技術がなくても、見栄えのする「映えパン」は簡単に作れるんです。今回は初心者でも挑戦できる、SNSで話題になること間違いなしの映えパンレシピをご紹介します。
【準備するもの】
・強力粉 250g
・砂糖 20g
・塩 5g
・ドライイースト 3g
・ぬるま湯 160ml
・バター 20g
・好みのトッピング材料(ドライフルーツ、ナッツ、チョコレートなど)
・食紅や抹茶パウダー(色付けしたい場合)
【基本の生地作り】
1. ボウルに強力粉、砂糖、塩、ドライイーストを入れて混ぜ合わせます。
2. ぬるま湯を少しずつ加えながら、ダマがなくなるまでよく混ぜます。
3. 生地がまとまったら、室温に戻したバターを加え、滑らかになるまでこねます。
4. 生地を丸め、濡れ布巾をかけて30分ほど発酵させます。
【映えるアレンジポイント】
・マーブル模様:生地を2〜3等分し、それぞれに食紅や抹茶パウダーで色付けします。各色の生地を薄く伸ばし、重ねて巻いていくとマーブル模様に。
・編み込みパン:生地を3本に分け、三つ編みのように編み込むだけで立体感のある美しいパンに。
・花形パン:生地を丸く伸ばし、中心から放射状に切り込みを入れて少しひねると、焼くと花が開いたような形に。
【人気の映え要素】
・断面の美しさ:具材を巻き込んだり、層を作ったりすると、切った時の断面が美しく映えます。
・カラフルさ:自然素材(ほうれん草パウダー、ビーツパウダー、ウコン)で彩りを加えると健康的でSNS映え度アップ。
・季節感:春はさくら、夏はレモン、秋はかぼちゃ、冬はシナモンなど季節の素材を取り入れると共感を得やすくなります。
【失敗しないコツ】
・生地の扱い:室温20〜25℃が理想。寒い季節は発酵時間を長めに取りましょう。
・焼き色:美しい焼き色をつけるには、表面に溶き卵を塗り、180℃に予熱したオーブンでじっくり焼きます。
・形の保持:複雑な形は冷蔵庫で30分ほど休ませてから焼くと形が崩れにくくなります。
パン作りの醍醐味は創造性。レシピ通りでなくても、自分らしいアレンジを加えることでオリジナリティが生まれます。失敗してもそれも味!何度か作ううちに、徐々に自分のスタイルが見つかるでしょう。次の投稿ではこの「映えパン」を最高に魅せる撮影テクニックをご紹介します。お楽しみに!
4. インスタグラマーも実践する美しいパンの盛り付けテクニック
手作りパンをSNSに投稿する際、味だけでなく見た目の美しさも重要です。インスタグラマーたちが実践している盛り付けテクニックをマスターすれば、あなたのパン写真も「いいね」が急増するでしょう。
まず基本となるのが「余白の活用」です。パンを皿の中央に置くのではなく、少し寄せて配置することで洗練された印象に。白やベージュの素朴な食器を選べば、パン本来の色や質感が引き立ちます。
次に「高さを出す」テクニックも効果的です。パンを積み重ねたり、立てかけたりすることで立体感が生まれます。特にクロワッサンやベーグルは縦に置くだけで印象が変わります。有名パン店「ル・パン・コティディアン」でも取り入れられているこの手法は、シンプルながらも効果絶大です。
また「カット面の見せ方」にもこだわりましょう。食パンやバゲットはカット面を手前に向けることで、もちもちした食感や気泡の美しさをアピールできます。特に「パン・ド・カンパーニュ」などの田舎パンは断面の気泡構造が美しいため、カット面を見せると映えます。
色のコントラストも重要です。パンだけでなく、バターやジャム、チーズなど色彩豊かな付け合わせを添えると写真が華やかになります。季節の果物やハーブを添えることで季節感も演出できるでしょう。
最後に、小道具の活用も忘れずに。アンティークのカッティングボードや麻布のクロス、木製のバスケットなどは、パンの素朴さと相性抜群です。東京・自由が丘の「ディーン&デルーカ」の店内ディスプレイを参考にすると、素材の組み合わせ方が学べます。
これらのテクニックを組み合わせれば、プロ顔負けの盛り付けが可能になります。美しく盛り付けられたパンは、見る人の食欲を刺激するだけでなく、あなたのSNSアカウントの価値も高めてくれるでしょう。
5. 撮影後もおいしく食べられる!映えと味を両立させるパンレシピ
SNSに投稿するためだけに作ったパンは、見た目は良くても味が今ひとつということがありませんか?本当においしいパンは、撮影後も家族や友人と一緒に楽しめるもの。ここでは見た目の美しさと味の両方にこだわったレシピをご紹介します。
まず注目したいのは「マーブル模様の食パン」です。生地に抹茶やココアなどのパウダーを混ぜた2色の生地を用意し、渦巻き状に成形すれば、切った断面が美しいマーブル模様に。見た目のインパクトは抜群ですが、味も香りも通常の食パンよりリッチに仕上がります。抹茶とプレーン、ココアとシナモン、紫芋と黒ゴマなど、組み合わせは無限大。しかも通常の食パンと同じように焼けるので、失敗も少ないのが嬉しいポイントです。
次に人気なのが「フラワーちぎりパン」。小さなパン生地をお花の形に配置して焼き上げるパンです。見た目は華やかですが、一つ一つの生地に異なるフレーバーを加えることで、食べる楽しさも倍増します。チーズ、ハーブ、オリーブ、ドライフルーツなど、具材のバリエーションを楽しめるのが魅力です。パーティーやホームパーティーにも最適で、撮影後はみんなで分け合って食べられます。
「レインボーベーグル」もSNS映え抜群のレシピです。自然な色素を使った複数色の生地を重ねて作るベーグルは、断面の虹色の層が美しく広がります。ビーツ(赤)、ターメリック(黄)、抹茶(緑)、ブルーベリーパウダー(青/紫)などを使えば、食品添加物を使わずに鮮やかな色合いが実現できます。しかも各色の具材が風味にも変化を与えるため、見た目だけでなく味のコントラストも楽しめるのです。
最後におすすめなのが「シーズナルフルーツタルトパン」。パン生地をタルト型で焼き、中央にカスタードクリームとその上に旬のフルーツを彩りよく盛り付けます。季節によって異なるフルーツを使うことで、1年中新鮮な投稿ができるのが利点。春はイチゴやキウイ、夏はマンゴーやブルーベリー、秋はぶどうや柿、冬はりんごや柑橘類と、季節の移り変わりも表現できます。
これらのパンに共通するのは、見た目の美しさだけでなく、素材の組み合わせや風味づけにもこだわっている点です。SNS映えするパン作りで最も大切なのは「食べておいしい」という基本を忘れないこと。映える写真を撮った後も、その味わいを存分に楽しめるレシピこそが、長く愛され続けるのです。


